さらばあぶない刑事 プロップガン展示レポート

2016 さらばプロップガン特集

	2016年横浜市のデパートで実施されたイベント。 説明パネルや各種小道具類、衣装、車両などが展示されました。
	エラン製タカカスタム。 発火汚れがあるように見えたので、発砲用の実プロップのようです。 画像には納められませんでしたが、チャンバー刻印がS70となっていました。 それ以外は市販モデルと変わりません。 展示にあたり、45ACPダミーカートがマガジンに装填されていました。
	旭工房製ユージカスタム。コクサイ製がベースの個体です。 バレル整形、シリンダー短縮・カウンダーボア削除、フォーシングコーン延長のフルカスタム。 S&W純正のセンターダイヤグリップが付く豪華仕様です。 何丁か準備されたプロップガンのうち、コクサイベースがアップ用、タナカベースが発砲用と言われています。 パンフレットのスチール写真にも使用された同一個体と推測します。 磁石がつくヘビーウェイト樹脂でサイドプレートも樹脂製の時期の製品をベースとしているようです。 この時期はフレームに個別シリアルナンバーが刻印されているのが特徴です。
	レミントンM870ピストルグリップショットガン。MGC製M31RS2がベースのカスタムです。 M870の特徴であるトリガーガードに似せて整形されています。 撮影ではアップ用と発砲用が準備され、これはアップ用と推測します。 形状の整った木製ピストルグリップが美しいです。 ちなみに別の動画で確認したところ、発砲用は電着式と思われます。 取り外し可能なようバレル銃口部が延長されています。 MGC製のプラ製ピストルグリップを基に電池ケースを収めるための加工と外観整形されている感じです。
	2016年都内の携帯電話ショップで行われた展示。 前述のデパートより規模は小さいですが、ここ独自に展示された内容もあり充実していました。
	ユージカスタム。S&W M10ミリポリの2インチモデルです。 こちら何とデパート展示と別個体でした。 同じコクサイベースでありますが、ABS樹脂製品が基となっているようです。 艶のあるセミワイドトリガーが特徴です。 基本的にカスタム加工は同様に施され、S&W純正グリップが装着されていますが、ダイヤ無しの年代の物です。 こちらのイベントではホルスターも展示され、SPEEDとBIG SHOTの刻印が確認できます。
	タカのバックアップ銃であるボディガード。 タナカ製モデルガンをベースにパックマイヤーグリップが装着されています。 外観は艶消しの表面仕上げがされている以外、ノーマルと変わりません。 ホルスターはユージ用と同じくSPEEDとBIG SHOTの刻印が確認できます。
	2016年、横浜市の映画館で行われた展示。 前述のデパートでの展示物の一部をそのまま持ってきたようです。 ショーケースにかなり近づける状態だったのでじっくり観察することができました。
	タカカスタム、ユージのミリポリ、ショットガン。 照明がしっかりと当てられ、刻印や表面の傷まで確認することができました。 ミリポリのシリアルナンバーまで判別できたのは大きいです。
	おまけ。 2016年横浜市の日産ショールームでの展示。 当然ながらプロップガンの展示などはありませんでしたが、劇中登場のGTRとレパードが並べられました。 レパードは個人所有なので近づけませんでしたが、GTRは日産所有だったでシートに座ることが可能でした。 タカとユージが座った同じシートに自分も座れるなんて、素晴らしい計らいですね。
	おまけ2。 2016年にテレビの情報番組で紹介されたプロップガン。 画像が荒くてすみません。いきなりテレビを見ていたら登場したので、急いで画面を撮りました。 記憶は定かではありませんが、タレントさんがビッグショットを訪ねて試射したり、納富氏の解説もあったと思います。 時期的に「さらば」のプロップガンと思われます。 注目すべきはMGC M31RS2ベースのM870プロップガンです。 上で紹介したダミー用ではなく、タレントさんが試射させてもらっていたので発火用のようです。 フォールディングストック用のプラグリップが基に木製風に整形されたピストルグリップで、おそらく電着用の電池ボックスが仕込まれていると思います。